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紀和病院
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紀和クリニック
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脊椎内視鏡外科

診療内容

脊椎内視鏡外科とは、脊椎変性疾患(せぼねの老化による病気)に対して、脊椎内視鏡を用いて背中(後方)から神経除圧を行うことに特化した脊椎外科です。
脊椎内視鏡手術は、傷が小さく(1円玉ほど)身体への負担が少ないため、術後の回復が早く元の生活に早く戻ることができます。
輸血は不要で術後コルセットも不要であり、経過が良好であれば術後 1 日~2 日目で退院が可能です。
全身麻酔をかけることができれば、特に年齢制限もなく行うことができます。

対象となる主な疾患

  • 腰椎疾患
    椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間孔部狭窄症、変性すべり症、分離すべり症、脊柱管内嚢腫病変(椎間関節嚢腫、椎間板嚢腫など)、変性側弯症、Failed back surgery(腰椎多数回手術後)など椎変性疾患の約75%に該当します。
  • 頚椎疾患
    椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚髄症、黄色靱帯石灰化症など、脊椎変性疾患の約 25%に該当します。
  • 胸椎疾患
    椎間板ヘルニア、黄色靱帯骨化症、円錐上部症候群、胸髄症など、脊椎変性疾患の約 5%に該当します。

注)脊髄・馬尾・神経根が画像上神経圧迫を認めても無症状の場合も多々あり、その場合は手術適応とはなりません。

脊椎内視鏡手術の適応外となる疾患(脊椎固定術の適応となります)

  • 脊柱靱帯骨化症:後縦靭帯骨化症
  • 脊椎外傷:頚椎脱臼骨折、胸腰椎破裂骨折など
  • 脊髄損傷:不安定性椎体骨折、髄内出血など
  • 脊椎感染症:化膿性椎間板炎など
  • 脊椎腫瘍・脊髄腫瘍:椎体巨細胞腫、神経鞘腫など
  • 脊椎椎体圧迫骨折:骨粗鬆症、椎体腫瘍など
  • 脊柱側弯症・後弯症:思春期側弯症、変性側弯症など
  • その他:リウマチ性脊椎炎、透析性脊椎症など

担当医紹介

脊椎内視鏡手術センター長 河合 将紀(かわい まさき)

【経歴】

  • 和歌山県立医科大学(平成5年卒)
  • 和歌山県立医科大学付属病院 整形外科 助教
  • 角谷整形外科病院 脊椎外科 副院長
  • 紀南病院 整形外科 部長
  • 多根総合病院 脊椎内視鏡外科 部長
  • あいちせぼね病院 脊椎外科 部長 など

【専門】

脊椎脊髄病、特に脊椎内視鏡手術

【資格】

  • 日本整形外科学会:脊椎脊髄病医
  • 運動器リハビリテーション医
  • 脊椎内視鏡下手術・技術認定医
  • 日本脊椎脊髄病学会:脊椎脊髄外科指導医
  • 日本専門医機構:整形外科専門医
  • 脊椎脊髄病専門医
  • 難病指定医
  • 身体障害者福祉法(肢体不自由)指定医

【所属学会】

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会

【ひとこと】

H5年に和歌山医大を卒業後、整形外科学教室に入局しました。
1999年から脊椎外科を専門とし特に脊椎内視鏡手術治療に取り組み、和歌山医大・角谷整形外科病院・紀南病院に勤務中に3000例ほどの執刀経験を得ました。
その後、多根総合病院(大阪)・あいちせぼね病院(愛知)でさらに1400例ほどの執刀経験をつみ、2021年1月中旬から紀和病院で勤務することとなりました。
超高齢者社会となった今、寝たきりとならずにできるだけ自分の足で立って歩けるような生活を送れるお手伝いをさせていただきたいと思います。
しびれや神経痛でお困りでしたら、お気軽に診察にお越しください。