形成外科
診療内容
形成外科は頭から手足の先まで、身体の外表に生じた変形を対象とします。
重症な場合や入院が必要な場合などは適切な専門病院にご紹介いたします。
対象となる主な疾患
腫瘍
皮膚のできもの、母斑(ほくろなど)、ケロイド・肥厚性瘢痕(盛り上がった傷跡)
外傷
顔・手足のけが、熱傷(やけど)、咬傷
先天異常
顔面奇形(唇裂、口蓋裂、立ち耳、絞扼耳、小耳症など)、手足の奇形(多指症、合指症など)、臍ヘルニア(でべそ)
その他
陥入爪(巻き爪)、褥創(床ずれ)、難治性潰瘍(足の潰瘍、壊死など)、腋臭症、眼瞼下垂症、睫毛内反症(逆まつげ)
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、上まぶたが垂れ下がり、瞳(黒目)にまぶたがかかった状態をいいます。
眼瞼下垂には先天性、後天性、偽性があります。特に多くみられるのが後天性眼瞼下垂で、腱膜性によるものが主です。まぶたを上げる際に使う眼瞼挙筋の端に挙筋腱膜が付いており、腱膜性ではこの挙筋腱膜がゆるんだり、瞼板との結合部分が外れるたりすることで、うまく力を伝えることができずにまぶたを上げられなくなります。後天性眼瞼下垂は、高齢者によく見られる病気でしたが、最近では30代、40代の若い人が眼瞼下垂になるケースが増加しています。コンタクトレンズの長期的な使用、パソコンやスマートホンなどによる目の酷使、アイメイクやつけまつ毛といった目/元のメイクなどが原因として考えられています。
このように筋肉や腱膜の力が弱っておこる眼瞼下垂は、まつ毛の上を切開して眼瞼挙筋を短縮し、まぶたを引き上げる手術を行います。それ以外の先天性眼瞼下垂や偽性眼瞼下垂の場合も症状に合わせて手術方法を検討していきます。眼瞼下垂は保険が適用される疾患で、手術をすることによって改善が見込まれます
手術治療が可能です(1泊2日入院、保険適用)
手術について
- 30分~1時間
- 1泊2日入院
- 局所麻酔
- 症状により手術方法や時間が異なります。
診察
眼瞼下垂の有無と症状を確認します。その上で患者様の希望に沿って治療法を説明します。
手術
切開部をデザイン。細い注射針による局所麻酔後、施術を行います。手術時間は約1時間程度で終わります。
入院
手術後は安静にすごしていただき、翌日診察後退院となります。
対象となる主な疾患
- 目が開けづらい
- まぶたが重いと感じる
- 視界が狭く見えづらくなってきた
- まぶたが垂れていて眠そうに見える
- 夕方~夜になると、目の周りや目の奥に痛みを感じる
- 前方を見るときに、アゴが上がってしまう
担当医紹介
非常勤医 上村 和久(うえむら かずひさ)
【経歴】
和歌山県立医科大学(平成28年)
【資格】
日本形成外科学会専門医
【所属学会】
- 日本形成外科学会
【ひとこと】
眼形成外科を専門としています。視界が悪い(眼瞼下垂症)、逆まつげで目が痛む(睫毛内反症)などでお悩みの方はご相談下さい。
【趣味】
散歩
非常勤医 三宅 有理亜(みやけ ゆりあ)
【経歴】
和歌山県県立医科大学医学部
【所属学会】
- 日本形成外科学会
【ひとこと】
毎週木曜午前に診療を行っています。
体表のケガや傷跡、腫瘍、生まれつきの変形、眼瞼下垂等ご相談ください。また、赤ちゃんの頭のゆがみが気になる方もご気軽にご相談ください。
【趣味】
温泉