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紀和病院
0736-33-5000
紀和クリニック
0736-34-1255

2023年度 医療法人南労会紀和病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 27 54 108 183 335 482 332
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年齢層は、昨年度同様60歳以上の占める割合が全体の8割超となっており、高齢者の割合が高くなっています。 年々高齢者割合は増加傾向にあり、昨年度比較では大きな割合変化はないものの、地域高齢化が進んでいると考えられます。 ケアミックス病棟を有する当院はその特色を生かし、高齢化社会へ対応した医療を行っています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 140 32.31 21.11 0.71 86.49
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 68 21.03 13.61 2.94 83.68
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 54 25.24 17.54 5.56 81.74
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 16 10.44 7.79 0.00 77.88
100380xxxxxxxx 体液量減少症 14 25.86 11.15 0.00 82.86

 内科では、呼吸器・消化器・循環器・代謝・糖尿病の総合診療科で治療を行っています。
 当院では例年、誤嚥性肺炎と尿路感染症、心不全が上位の疾患を占めており、全体的に昨年より患者数も増加傾向にあります。
 平均年齢も高い為、重症化しやすく、長期入院になることも少なくありません。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出(切除)術 後方摘出術等 69 4.16 9.58 0.00 61.16
070343xx02x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 内視鏡下椎弓切除術等 手術・処置等2なし 44 5.86 11.87 0.00 69.14
070341xx03xxxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 内視鏡下椎弓切除術等 35 8.00 9.23 0.00 68.49
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 35 49.60 20.09 2.86 80.29
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 25 70.20 26.42 0.00 86.76

昨年同様、脊椎管狭窄などの疾患が上位を占めております。
脊椎内視鏡手術は低侵襲な手術である為、平均在院日数は全国平均と比べ、当院は全国の半分以下である事が特徴的です。
骨折系の疾患に関しては、当院では、回復期リハビリテーション病棟を有しており、急性期治療を行った患者様だけでなく、近隣医療機関で手術を施行したのち、リハビリテーションが必要な患者様の受入も行っています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 19 6.79 4.59 0.00 67.95
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 14 7.14 6.07 0.00 68.36
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 23.20 6.93 0.00 73.20
06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 11.74
06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 4.25

2022年度より当院には消化器外科医師が入職し、膵臓・胆のうセンターが開設されました。それにより和歌山県立医科大学・奈良県立医科大学・大阪公立大学・近畿大学から派遣された計6名の専門医による和歌山県屈指の陣容で、消化器疾患全般にわたり最先端の治療を行っております。
その為、消化器外科系症例及び手術件数が増加傾向にあり、悪性腫瘍に対する手術症例が大半を占めております。

乳腺外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 38 13.03 9.99 0.00 60.92
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 21 7.14 5.67 0.00 62.19
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 6.45
180050xx97x0xx その他の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 10.91
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 2.66

乳腺外科では、検診から診断、治療そして症状緩和まで途切れる事なく、多職種で構成されたブレストチームが、患者さんを全面的にサポートする体制をとっています。 乳がん治療では、手術症例が大半を占めており、中でも乳房部分切除術症例が大半を占めています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 8
大腸癌 1 8
乳癌 16 23 1 8
肺癌
肝癌

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
乳癌に関して、Ⅰ期Ⅱ期の割合が非常に高く、検診などで早期発見・早期治療が行われていることを表しています。
また当院では、トモシンセシスを備えた新機能マンモグラフィーを導入し、通常の撮影方法では日本人女性に多い高濃度乳腺の人などは乳腺全体が白く写り病変と正常組織が重なって、乳がんが乳腺に隠れて見つけにくかったものが、トモシンセシスでは、はっきり写るため、乳がんの早期発見・早期治療に繋がっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 46 21.91 83.70
重症
超重症
不明

この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、 気管支炎などは集計対象外です。 成人市中肺炎の重症度別患者数に関しては、中等症が多くを占めています。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 18 58.22 85.22 4.17
その他

当院は回復期リハビリテーション病棟を有している為、他医療機関で急性期治療を終えたのち、回復期リハビリテーションを目的に転院されて来られる患者様を多く受け入れています。
その為、回復期病棟では在宅復帰に向け重点的にリハビリテーションを行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 14 73.29 47.86 0.00 81.07
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合
K654 内視鏡的消化管止血術
K688 内視鏡的胆道ステント留置術
K386 気管切開術

本来は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が上位を占めるはずですが、特定入院料を算定している地域包括ケア病棟で実施している為、集計からは省かれております。胃瘻造設術については、回復期や療養目的で病状的に栄養摂取が困難な患者様に今後の方針等説明を十分に行った上で、手術を行っております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K131-2 内視鏡下椎弓切除術 65 1.08 4.03 0.00 67.12
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術 後方摘出術 64 1.13 2.20 0.00 61.95
K142-5 内視鏡下椎弓形成術 40 1.58 6.20 0.00 69.15
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 20 6.10 67.10 0.00 87.15
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 17 6.82 57.65 0.00 85.00

脊椎内視鏡手術の手術症例が上位を占めております。脊椎関連の手術は骨折関連の手術と比べ、平均術後日数が短く、平均年齢も比較的若い為回転率が良い事が見受けられます。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 24 4.67 8.54 0.00 70.92
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 19 1.00 4.79 0.00 67.95
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 10 2.00 1.20 0.00 72.30
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの
K688 内視鏡的胆道ステント留置術

当院では、腹腔鏡手術の適応をしっかりと見極めて最新の手術機材を完備して手術をおこなっており、患者様の負担を軽減しています。また日本消化器外科学会の専門医が責任をもって、腹腔鏡下手術で治療を行い、小さなキズでがん手術を行うことができます。その為、腹腔鏡下手術の件数が大半を占めています。

乳腺外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 22 1.00 8.36 0.00 57.95
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 21 1.00 5.14 0.00 62.19
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 14 1.00 15.79 0.00 67.36
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合
K617-2 大伏在静脈抜去術

乳腺悪性腫瘍手術は、切除範囲等により手術項目が細分化されているため、10件に満たない患者数の手術もあります。また乳腺悪性腫瘍手術件数としては前年度より若干減少していますが、部分切除術の件数は前年度より増加しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 13 0.85
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる

入院契機の「同一」とは、今回入院治療が必要と判断された傷病名で、入院後も継続して治療を行った患者様です。「異なる」とは、今回入院治療が別の傷病名で必要と判断され入院したが、併存していた、若しくはその後に発生した表中の傷病名による治療に、多くの医療資源を投入した患者様です。
前年度より敗血症の件数は増加しております。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された
患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
23 282 99.65%

血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
449 6 1.34%

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
301 249 82.72%