院内マップ
紀和病院
- 地域包括医療病棟
比較的ご高齢の救急患者さんをメインに受け入れ、リハビリテーション、栄養管理、退院支援等の機能を包括的に担う病棟です。
なるべく早く自宅へ戻り、入院前と変わらない生活ができるよう、治す医療とともに支える医療を提供します。看護スタッフ、リハビリスタッフ、管理栄養士が手厚くケアします。
対象となる患者さん
- 軽症・中等症の患者さん
- リハビリテーションと治療が必要な患者さん
- 早期自宅退院を目指したい患者さん
※入院期限は90日
- 回復期リハビリテーション病棟
脳血管疾患、足の骨折、心臓の疾患などの患者さんに対して、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元の状態に近づけるために集中的なリハビリを実施していく病棟です。ご自宅での生活をイメージして、起床から就寝までに至る1日の生活の動作(食事・整容・更衣・排泄・入浴・移動)のすべてをリハビリの一環と考え、退院後の生活を見据えた実践的な訓練を行ないます。
多くの専門職が日々カンファレンスを行ない、患者さんにとって一番よい方法を、日常的にに考えケアを行なっています。
対象となる患者さん
回復期リハビリテーション病棟への入院は、以下のような患者さんが対象となります。
- 脳血管疾患、脊髄損傷等の発症後または手術後の状態、または義肢装着訓練を要する状態
- 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節、膝関節または二肢以上の多発骨折の発症後または手術後2ヶ月以内の状態
- 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、発症後または手術後2ヶ月以内の状態
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経・筋・靱帯損傷後の状態
- 股関節または膝関節の置換術後の状態
- 急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態
※患者さんによって入院期限が異なります。詳しくは病院までおたずねください。
- 医療療養型病棟
慢性期の患者さんで、症状は比較的安定しているものの治癒することが困難な状態が長く続いており、継続的な治療や看護を必要とする患者さんのための病棟です。こうした患者さんは入院期間も長期に及ぶことがあるため、つねに患者さん・ご家族に寄り添うことができるよう心がけてケアを行なっています。
対象となる患者さん
医療療養型病棟の入院は、次のような患者さんが対象となります。厚生労働省の規定に従い、医療区分(疾患・状態)2~3などの医療必要度の高い患者さんを中心に受け入れています。
医療区分 3(疾患・状態)
- スモン
- 医師および看護師による24時間体制での監視・管理を要する状態 等
医療区分 2(疾患・状態)
- 筋ジストロフィー、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症
- 神経難病以外の難病、脊髄損傷、肺気腫、肺炎、尿路感染症
- 神経難病以外の難病、脊髄損傷、肺気腫、肺炎、尿路感染症
- 慢慢性閉塞性肺疾患(COPD)、疼痛コントロールが必要な悪性腫瘍
- 創感染、リハビリテーションが必要な疾患が発症してから30日以内
- 発熱を伴う脱水、体内出血、発熱を伴う頻回の嘔吐、褥瘡
- うっ血性潰瘍、せん妄の兆候、うつ状態、暴行が毎日見られる状態 等
医療区分 1(疾患・状態)
医療区分2・3に該当しない患者さん
- 急性期一般病棟
急性期疾患の治療・回復を目的とした病床です。内科(循環器、消化器、呼吸器)・脳外科・外科・消化器外科・乳腺外科・整形外科の疾患を対象とした混合病棟で、救急搬送患者さんの受け入れなど総合的な診察ならびに治療を行っています。集中的な治療が必要な時期から病態が安定するまでの治療、予定手術および緊急手術の対応、早期からリハビリスタッフが日常生活動作の向上を目的としたリハビリテーションを行い、患者さんの早期退院・在宅復帰を支援します。
他病棟との連携
急性期治療後にさらなる療養が必要となった場合には、疾患や状態に応じて地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟での継続した治療も検討します。
- 障害者施設等一般病棟
重度の肢体不自由者、重度の障害者の方が安心して長期入院治療を受けることができる病棟です。長期にわたり人工呼吸器を装着している患者さん、経管栄養を受けている患者さん、寝たきりでつねに介護を必要としている患者さん、などが入院しています。患者さんご自身がみずから苦しみや痛みを訴えることが難しいため、つねに患者さん・ご家族に寄り添うことができるよう心がけてケアを行なっています。
対象となる患者さん
障害者施設一般病棟への入院は、以下のような患者さんが対象となります。
- 重度の肢体不自由者(脳卒中の後遺症の患者さんおよび認知症の患者さんを除く)
- 脊髄損傷等の重度障害者
- 重度の意識障害
- 筋ジストロフィー
- 神経難病