9月9日は救急の日
2024年9月8日~14日の1週間は厚生労働省と総務省消防庁によって、「救急医療週間」に定められております。市民の皆様への救急医療への正しい理解と知識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図る期間です。
当院でも9月3日(救急医療週間外ではありますが)に、救急隊との連携強化のため、「ナースカー」を配備しました。(「ナースカー」というのは、救急隊が病院に待機し、出動要請があれば看護師も一緒に同乗し患者様の元に駆けつける取り組みのことです)。
当日の朝は、救急隊とお互いの自己紹介から始まりました。日ごろの会話は申し送り(患者様の病状の情報共有)しか行いませんので、とても新鮮でした。その後、救急車内の設備を見学・説明を受け、和気あいあいと時間が過ぎると思いきや、突然の出動指令。救急隊員の表情が一変、プロフェッショナルな顔つきに、即座に出動態勢に入りました。同乗の上野看護師も、乗り遅れまいと必死でした。出動指令から数分で出動、一瞬の出来事でした。到着した現場は個人宅、患者様の安全を確保しつつ、迅速に救急車内へ収容・病院選定・搬送、実に見事でした。このように、病院の医療スタッフが「病院前救護体制」を知ることで、救急隊との相互理解が深まります。今回の出動は1回限りでしたが、それは地域住民の方々が健康であることの裏返しと考えます。これからも、地域住民の皆様の健康を守るため頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。
救急外来担当医師 永野兼也
2024.09.18