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紀和病院
0736-33-5000
紀和クリニック
0736-34-1255

2018年度 医療法人南労会紀和病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 8 18 17 69 89 183 319 594 398
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年齢層は、昨年度同様60歳以上の占める割合が全体の8割超となっており、高齢者の割合が高くなっています。 年々高齢者割合は増加傾向にあり、昨年度比較では大きな割合変化はないもの、各年齢層では患者数は増加しており、地域高齢化が進んでいると考えられます。 ケアミックス病棟を有する当院はその特色を生かし、高齢化社会へ対応した医療を行っています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 192 36.3 20.92 2.08 85.58
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 58 28.05 12.58 5.17 83.26
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 48 26.6 17.66 0 87.73
0400801499×001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア1 30 19.3 13.46 0 85.93
0400801499×012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病ありA-DROP スコア2 22 18.18 18.23 0 87.73

内科では、呼吸器・消化器・循環器・代謝・糖尿病の総合診療科で治療を行っています。
高齢者の誤嚥性肺炎と肺炎、尿路感染症が上位の疾患を占めており、重症化しやすい為、長期入院になることが少なくありません。
また心不全で入院される高齢者も年々増加傾向にあります。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 39 50.9 19.61 0 82.36
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 26 72.85 26.3 0 85.15
160800xx99xx0x 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 副傷病なし 19 56.42 14.45 10.53 86.32
160990xx99x0xx 多部位外傷 手術なし 手術・処置等2なし 13 43.31 17.26 0 84.23
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 11 43.55 19.32 0 83.27

外科では鼠経ヘルニアがトップとなっておりますが、虫垂炎、腸閉塞、胃悪性腫瘍等もあり、外科症例及び手術件数も年々増加傾向にあります。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 95.88 18.72 0 74.53
010060×0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 16 81.69 16.1 0 71.19
010060×0990211 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2
010060×0990200 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 3、4又は5
010060×0990210 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 3、4又は5

脳神経外科では、脳梗塞および脳出血の症例が大半を占めています。
当院は、回復期リハビリテーション病棟を有しており、当院で急性期治療を終えた患者さんだけでなく、近隣医療機関で急性期治療を終えたのち、リハビリテーションが必要な患者さんの受入も行っている事を表しています。(第3位以下は患者数10未満のため非表示)
平均在院日数が長いのは、回復期リハビリテーション病棟でQOL向上の為、長期にかけて廃用予防や日常生活の早期自立を目指して、リハビリテーションを行っている為です。

乳腺外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし 59 10.08 10.59 0 61.68
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 29 5.83 6.23 0 59.31
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし

乳腺外科では、検診から診断、治療そして症状緩和まで途切れる事なく、多職種で構成されたブレストチームが、患者さんを全面的にサポートする体制をとっています。 乳がん治療では、手術症例が大半を占めており、中でも乳房部分切除術症例が大半を占めています。また、下肢静脈瘤の手術も行っております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 8
大腸癌 1 8
乳癌 33 22 13 1 7,8
肺癌 1 8
肝癌 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
乳癌に関して、Ⅰ期Ⅱ期の割合が非常に高く、検診などで早期発見・早期治療が行われていることを表しています。
また当院では、トモシンセシスを備えた新機能マンモグラフィーを導入し、通常の撮影方法では日本人女性に多い高濃度乳腺の人などは乳腺全体が白く写り病変と正常組織が重なって、乳がんが乳腺に隠れて見つけにくかったものが、トモシンセシスでは、はっきり写るため、乳がんの早期発見・早期治療に繋がっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 31 19.19 59.58
中等症 104 24.29 84.41
重症 26 31.33 89.20
超重症
不明

この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、 気管支炎などは集計対象外です。 成人市中肺炎の重症度別患者数に関しては、中等症が多くを占めており、重症度が高くなるほど、平均在院日数が長くなり、高齢化傾向にあります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 33 97.18 81.52 1.15
その他 54 136.30 78.46 0.00

脳梗塞(I63$)に分類される症例の割合が最も高くなってます。 当院は回復期リハビリテーション病棟を有している為、他医療機関で急性期治療を終えたのち、回復期リハビリテーションを目的に転院されて来られる患者様を多く受け入れています。その為、その他患者数の方が多く、回復期病棟では在宅復帰に向け重点的にリハビリテーションを行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 18 113.58 172.67 0 84.67
K735-2 小腸・結腸狭窄部拡張術(内視鏡)
K688 内視鏡的胆道ステント留置術
K654 内視鏡的消化管止血術
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)

本来は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が上位を占めるはずですが、特定入院料を算定している地域包括ケア病棟で実施している為、集計からは省かれております。胃瘻造設術については、回復期や療養目的で病状的に栄養摂取が困難な患者様に今後の方針等説明を十分に行った上で、手術を行っております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 27 6.07 68.44 0 84.33
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨)
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股)
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他)
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿)

前年度同様に大腿骨骨折に対する接合術が最も多く、次いで人工骨頭挿入術となっています。平均年齢は80歳を超えており、高齢者の手術が大半を占めています。患者数は前年より増加傾向にあり、地域高齢化が進んでいることを考慮すると、大腿骨近位部骨折に対する骨接合術や人工骨頭置換術は今後さらに増加することが予測されます。

乳腺外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 45 1.56 7.07 0 61.51
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 29 0.97 3.86 0 59.31
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 12 0.92 10.25 0 61.17
K617-2 大伏在静脈抜去術
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上)

乳腺悪性腫瘍手術は、切除範囲等により手術項目が細分化されているため、上位に計上されていますが、悪性腫瘍手術件数としては少なく計上されています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 8 0.47
異なる 4 0.24
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.06
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 5 0.29

入院契機」の「同一」とは、今回入院治療が必要と判断された傷病名で、入院後も継続して治療を行った患者様です。「異なる」とは、今回入院治療が別の傷病名で必要と判断され入院したが、併存していた、若しくはその後に発生した表中の傷病名による治療に、多くの医療資源を投入した患者様です。 当院は、手術や処置などを行う際には合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。