院内マップ
紀和病院

- 一般病棟
内科系と外科系の混合病棟となる、急性期一般病棟になります。
内科系では主に、繰り返す肺炎(高齢に伴う誤嚥性肺炎)、尿路感染、イレウス、心不全、肝不全などの患者さんが入院しています。外科系では、整形外科、消化器外科、乳腺外科、脳外科の患者さんが入院しています。
乳腺外科は、当院のブレスト(乳腺)センターと協働しながら、乳がん患者さんの術前から術後のケアに当たります。整形外科や脳外科の患者さんは、早期に集中したリハビリを行う当院の回復期リハビリテーション病棟へ移っていただきます。そのための橋渡し役も担っています。 - 回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟です。ご自宅での生活をイメージして起床から就寝に至る1日の生活の流れ(食事・整容・更衣・排泄・入浴・移動)の動作全てをリハビリテーションの一環と考えて実践的な訓練を行います。
リハビリセラピストと日々カンファレンスを行い、患者さんにとって一番よい方法で日常生活を常に考え、今できることから退院したあとの生活も見据え、ケアを行っています。対象疾患
回復期リハビリテーション病棟への入院は、以下のような条件が必要です。
- 脳血管疾患、脊髄損傷等の発症後又は手術後の状態、又は義肢装着訓練を要する状態
- 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節、膝関節又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
- 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、発症後又は手術後2ヶ月以内の状態
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経・筋・靱帯損傷後の状態
- 股関節又は膝関節の置換術後の状態
*なお、詳しくは主治医にお訊ねください。

- 医療療養型病棟
医療療養型病棟とは、慢性期の患者さんで症状は比較的安定しているものの治癒することが困難な状態が長く続いており、医師による治療や加療、看護が必要とされる方のための病棟です。こうした患者さんは入院期間も長期間に及ぶことがあります。厚生労働省の規定に従い、主に医療区分2~3などの医療必要度の高い方を対象としています。
医療区分 3
スモン、医師及び看護師による 24 時間体制での監視・管理を要する状態 等
医療区分 2
- 筋ジストロフィー、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症
- パーキンソン病関連疾患、その他神経難病(スモンを除く)
- 神経難病以外の難病、脊髄損傷、肺気腫、肺炎、尿路感染症
- 慢性閉塞性肺疾(COPD)、疼痛コントロールが必要な悪性腫瘍
- 創感染、リハビリテーションが必要な疾患が発症してから30日以内
- 発熱を伴う脱水、体内出血、発熱を伴う頻回の嘔吐、褥瘡
- うっ血性潰瘍、せん妄の兆候、うつ状態、暴行が毎日みられる状態等
医療区分 1
医療区分2・3に該当しない方
- ハイケアユニット(HCU)
HCU(ハイケアユニット)では、重症度の高い患者さんや術後リスクの高い患者さん、密な観察が必要な患者さんを対象とした高度急性期医療を提供しています。ナースステーションはオープン化されており、いつでも観察できる体制になっています。
- 地域包括ケア病棟
在宅へ戻られることを前提に、治療が一段落しもう少しリハビリの必要な患者さんや在宅療養のための環境調整が必要な患者さんが入院しています。看護師とケアワーカー、専任のリハビリスタッフが患者さんにとってよりよい環境作りを目指しています。
対象疾患
- 症状は安定したが、もう少し経過観察が必要な方
- 在宅あるいは介護施設に復帰予定で準備が必要な方
- リハビリテーションが必要な方
- 症状は安定したが、もう少し経過観察が必要な方在宅あるいは介護施設に復帰予定で準備が必要な方リハビリテーションが必要な方
※入院期限は60日
- 障害者施設等一般病棟
重度の肢体不自由者、重度の障害者の方が安心して長期入院治療を受けることができる病棟です。長期にわたり人工呼吸器を装着している・経管栄養を受けている・寝たきりで常に介護を必要としている方などが入院しています。自分から苦しみや痛みを訴えることが難しいため、常に患者さん・ご家族に寄り添うことができるよう心がけてケアを行っています。
対象疾患
- 重度の肢体不自由者(脳卒中の後遺症の患者さん及び認知症の患者さんを除く)
- 脊髄損傷等の重度障害者
- 重度の意識障害
- 筋ジストロフィー
- 神経難病