単孔式腹腔鏡下手術

単孔式腹腔鏡下手術とは

1ヶ所の孔だけで腹腔鏡下手術を行います

単孔式腹腔鏡下手術では、通常の腹腔鏡下手術で5ヶ所の孔をあけることと比較して、 わずか1ヶ所の孔だけで手術を行います。

単孔式腹腔鏡下手術は高度な手技が必要となりますが、当センターは単孔式腹腔鏡下手術を熟知した医師が手術を行います。

通常の開腹手術よりも患者様の負担が少ない腹腔鏡下手術ですが、単孔式の場合は開ける孔の数を最少に抑えることにより、さらに患者様の負担が軽減されます。

単孔式腹腔鏡下手術は、主に下記の疾病にて適応いたします。

単孔式腹腔鏡下胆のう摘出術後
― 傷はほとんど分かりません ―

胆石手術

多くの医療機関ではお腹に4カ所穴をあけて行いますが、当センターでは 熟練した外科医により、ひとつの穴ですべての手術を行います。

虫垂炎手術(もうちょう)

従来は右下腹部を切開して行っていましたが、現在ではおへそに穴を一カ所あけるだけで虫垂炎の手術ができるようになりました。

鼠経ヘルニア手術

以前は鼠経部の皮膚を数cm切って手術を行っており、術後に傷の痛みやひきつれ感などがありましたが、それを解決するのが、腹腔鏡下手術です。

腹腔鏡下手術と開腹手術の違い

腹腔鏡下手術 開腹手術
痛み 痛み止めを必要としない患者様がほとんど 多くの患者様が痛み止めを何度も必要とする
術後の回復 術後の翌日から食事OK
歩行などの日常的な動作もほぼ無制限
様子を見ながら段階的に普通食となる
退院 術後3日で退院 術後2週間程度で退院
社会復帰 退院後1~2週間で社会復帰 1ヶ月後の診察までは社会復帰できない患者様が多い
手術後の癒着 非常に少ない ある程度の割合で発生
  • 当院では、腹腔鏡手術の適応をしっかりと見極めて最新の手術機材を完備して手術をおこなっています。
  • 腹腔鏡手術やがん治療について気になる方は受付にてご相談下さい。
0736-34-1255