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紀和病院
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病院長ご挨拶

命の輝きを大切にし、患者様に寄り添った医療を行います

令和6年(2024)4月から紀和病院の院長を拝命しました池田直也(いけだ なおや)です。私は平成4年(1992年)に奈良県立医科大学を卒業し、第一外科学教室(消化器・総合外科学教室)に入局しました。
大学での2年間の研修を終えた後、奈良県立奈良病院、大阪回生会藤田病院で外科手術の修練を積み、1997年から大学に戻って研究に着手しました。大学在学中には大阪北野病院第5研究部に国内留学し、膵臓癌の基礎研究に携わりました。帰学後は助手として臨床・研究・教育に従事しました。2004年からは奈良県立三室病院(現在の奈良県西和医療センター)に勤務し、膵臓、肝臓、胆道の高難易度手術を行って参りました。また、あらゆる消化器疾患に対して腹腔鏡下手術を数多く行なって参りました。特に傷跡を残さない臍だけの傷で行う単孔式鏡視下手術においては全国に先駆けてその導入を行い、数多くの症例を積み重ねて参りました。その後、2017年から再び奈良県立医科大学消化器・総合外科に准教授として戻り、乳腺疾患を中心に外科疾患を担当してまいりました。

紀和病院には2021年より週一回の非常勤外科医師として勤務しています。2022年からは傷跡を残さない腹腔鏡下単孔式手術の導入に本格的に着手し、現在この手術は紀和病院にしっかりと根ざすことができました。今回、常勤医として紀和病院に勤務させていただく機会を得られたことを心より嬉しく思っています。2024年4月からはこれまで醸成されてきた基盤を大切にしながら、病院全体のさらなる活性化を図り、チーム医療に基づいた質の高い医療を提供します。目指すは、『医療の三方よし』です。患者さんよし、働き手よし、地域よし、の心で頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。

紀和病院は、1984年に開設され、地域医療の要として発展してきました。現在、病床数299床を有し、超急性期から慢性期まで一貫した医療を提供できる機能を備えた病院といえます。これまでも当院では最新・最適な医療を安心と信頼の下で行って参りました。最先端で最高水準の医療が必ずしも全ての患者さんにとって最適な医療とは限りません。患者さんの意思決定権を尊重し、一人一人の患者さんに寄り添い、最適な医療を選択していただけるように病院全体で取り組んでいます。最後に地域の皆様に最も信頼していただけ、それを職員一同が誇りと出来るよう努力を続けて参りますので皆様方のより一層のご支援をお願い申し上げます。

 以上のように、紀和病院では、病院職員が一丸となってチーム医療を展開し、患者様目線でみなさまに寄り添う医療を推進していきます。

紀和病院 院長 池田直也